今月1日、これまで1年間CALLの部長としてサークルを牽引してきた嶌田皓太さん(情報・知能工学課程4年)が部長を引退し、長津縁さん(機械工学課程3年)にバトンタッチしました。今回は、嶌田元部長にいままでの部長経験や新体制への思いについて、お話を伺いました!
まず、部長を卒業した今のお気持ちを聞かせて下さい。
めちゃくちゃ早かったという感じです。コロナ禍の状況の中で後輩に運営の仕事をどうやって引き継ごうかと悩んでいましたが、たくさんの素晴らしい後輩に恵まれて、無事引き継ぐことが出来たのが率直に嬉しいです。ただ、自分が部長を務めている時にもう一回くらいちゃんとしたパーティーをやりたかったですね。学生同士がパーティーを通じて仲良くなるというのが今までの流れだったので、それを実現させられなかったのが心残りです。
部長になったきっかけは?
私はGAC生として豊橋技科大に入学したので、英語を話す機会や留学生との繋がりが欲しいと思い、CALLに入部しました。ですが、当時のCALLには全盛期ほどの盛り上がりがなく、先輩方も研究で忙しくて中々運営がうまくいっていなかったようです。そんな中、入部早々にウェルカムパーティーを主催する運営メンバーの会議に入れてもらったことをきっかけに、当時の部長にパーティーの企画をいきなり任され、GACの人たちに声をかけBBQを開催したところ、大勢の人が集まりとても盛況な会になりました。その成功を機に周りの運営メンバーからの信頼を受け、気がついたら今の立場になっていました。
部長として働いた中で1番の良い思い出は何ですか?
1番を決めるとなると難しいですが、最初に思い浮かんだのはJ-Talkですね。3年生前期の頃、パーティーだけでは日常的な留学生との交流が出来ないということで週一回の英語学習回を始めてみたのですが、いざ蓋を開けてみると皆忙しかったり留学生が来てくれなかったりで全くうまくいきませんでした。そんな時、国際課の先生から、普段交わる機会の少ない留学生と日本人がもっと気軽に交流することは出来ないのかという話をして頂き、そこから日本人が留学生に対して日本語を教える、フランクに交流できる企画を思いついたんです。その企画にJ-Talkという名前をつけて開催してみたところ、とても多くの人に集まって頂き、とても有意義な会にすることが出来ました。一番嬉しかった思い出はこれですね。
あとは去年の10月に行ったハロウィンパーティーです。10月は例年新しい留学生が入学してくる時期なので、盛大に行うことを目指していました。このパーティーでは新しいことにたくさん挑戦しました。1ヶ月以上前から準備を始め、Tシャツやポスターも初めて作りました。また、アカペラサークル、JAZZ研の方々にライブパフォーマンスをお願いし、更にはCALLsというバンドを作って私自身もボーカルとしてライブに挑戦しました。結果は大成功で、なんとほとんどの新入留学生が来てくれて、日本人学生もそれに負けないくらいの人数が来てくれました。愛知大学の学生やブラジル協会からの参加者もいて、最終的にCALLのイベントで最も人を動員したイベントになりました。この時は本当に楽しかったです。
部長として働いた中で1番辛かった思い出は何ですか?
これもたくさんあるんですが、英語学習会をやっていたときが一番辛かったです。当時成功していたパーティーに比べると人が全然来てくれなくて、時には一人しか来ないことまでありました。英語を話す機会がないと言っていたGACの学生のためにやっていたのに肝心の彼らが来てくれない、という状況には本当に悩みました。それでも惰性で英語学習会は続けていたのですが、ある先生から「人のために何かをやっていると、その人が期待に応えてくれなかったときに自分が苦しい思いをしてしまう。人のためではなく自分のためにやることが大切だ」というアドバイスを頂いたんです。それを聞いてから惰性ではなく、真剣に自分のやりたいことを考えるようになりました。それが結果的に、多くの人が来てくれたJ-TalkやInternational Eventに繋がっていったのだと思います。
後任の部長に期待することは?
長津くんの良いところは、自分から新しいところに臆さず飛び込んでいけることです。この1年は衰退していたCALLを学内にどれだけ浸透させていけるかという年でした。これからは、学外にもCALLの交流範囲を広げてほしいと思っています。人と関わることが得意な彼にとっては難しいことではないでしょう。彼が先頭に立って人脈を広げていくことで、他のメンバーがその後を着いて行きやすくなればいいですね。
部長就任後、CALL復活に尽力された嶌田元部長。長津新部長のもとで、私たちも先輩から受け継いだものをさらに発展させていきたいと思います。
嶌田さん、本当にお疲れさまでした!
(執筆:情報・知能工学課程3年 紺谷優志、電気・電子情報工学課程3年 山本魁世)
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